一覧へ

4~5月ホントにやればできるのか!? ついにイマイ畑スタート!

2010年4月1日(木)
この「やればできる(はず)日記」の原版である「農ノート」、スタート。新しいノートに、農作業に関する出来事を書き始める。
2010年4月3日(土)
家のある富良野市北大沼地区の地神祭。地域の皆さんとの初顔合わせ。引き続き、懇親会。緊張の中でご挨拶。

家でイマイ家&畑のお披露目会。富良野・札幌・夕張など各方面から知人・マスコミ関係者が集まる。「やればできる(はず)日記」の趣旨説明とご挨拶。その後、皆さんと納屋で歓談。
寒いけど、いい会だった。(^ー^)
2010年4月20日(火)
「やればできる(はず)日記」挨拶文、起草。
2010年4月22日(木)
知り合いから、「美瑛で離農する農家さんがトラクターはいらないかと言ってるよ」という情報が入る。畑起こしはもちろん、冬の雪はねにも活躍するトラクター。欲しいな~。
2010年4月23日(金)
トラクターの持主に電話をかけ、持主のもとへ行き、見させてもらう約束。
2010年4月25日(日)
トラクターの件で、富良野市で新規就農し、農家として順調に生活を営む農作業ヘルパーの同期・松本さんに相談。そういえば、自分がやろうとしているアスパラには、あまりトラクターは必要ないんだっけ…。また、ハウスを建てるなら、その前に緑肥を蒔いておくといいとのアドバイス。そうすれば、雑草も防げる。なるほど、さすが!(^o^)
【コラム1】新規就農
富良野市役所で聞いた話によると、富良野市で新規就農する人の数は、なんと年間わずか一組。それでも道内の他の自治体よりはましらしい。富良野市を例に挙げると、新規就農するためには2年の研修期間と1年の農作業ヘルパー期間、2ha以上の畑(施設栽培なら1ha)、それにパートナーが必要である。また、シビアな経営プランと確実な技術、そして、何より費用が必要である。

農業ブームと言ってもいい昨今、農業を志す人は多い。日本の食糧基地と呼ばれる北海道であるが、離農する農家や耕作放棄地が増えている。そんな中、新規就農者の増加は各自治体にとって活性化策であることは間違いない。その一方、安易な気持ちで新規就農者が参入することは、リスクやマイナス面を伴う。

「農業はやりたいんだけど、なかなか手が出せない」。そんなジレンマが解消される日は訪れるのだろうか。
2010年4月26日(月)
トラクターを見に行く。大きくて、四駆だし、いいものはいい。だけど、使う頻度とかかる費用を考えると、ここは自重すべきかなぁ…。そのトラクターの横に、手押し耕うん機(通称テイラー)があり、それは安く譲ってくれるらしい。ともあれ、まずはいったん考えることに。(ー_ー)
2010年4月27日(火)
友達Jから、「畑が空いていたら、自分もちょっとやらせてほしい」と連絡が来る。
2010年4月29日(木)
雨のせいで畑に水たまりが出来る。(T_T)
2010年5月1日(土)
お隣・中富良野町に住む農家のベテランお父さんがわざわざ家を探し当て、畑を見に来てくれる。畑をするなら「暗渠(あんきょ)でなくて、明渠(めいきょ)で充分だね」、「ハウスの鉄骨が欲しいんなら、ウチにあるよ」など、いろいろな助言をくれる。「わたしはね、うれしいのさ。こうやって新しく富良野に人が入ってきてくれるってことが。だから、自分に出来ることなら、してやりたいと思ってさ。」そんな言葉にひどく感動した。(T_T)
2010年5月4日(火)
イマイ畑、いよいよ始動。まずは家庭菜園から。土作りは有機石灰と肥料。また、培養土と野菜の苗・種を購入。
2010年5月5日(水)
朝4時半起きで畑作り。涼しい朝の仕事、気持ちいいー! 石灰と肥料を撒き、鍬で耕し、トンボがけ。きれいな畑が作れた。また、ポット(セル)に培養土を入れ、種まき。果たしてうまく発芽するだろうか。
2010年5月8日(土)
通って働いている農家さんからマルチフィルムのいらないものをもらってきて、畑に引く。
2010年5月11日(火)
イマイ家庭菜園の一番乗り!ネギの苗を定植。(^ー^)
2010年5月15日(土)
ふらの公設市場「へそ市場」今年初会場。ここに収穫した野菜を出荷することがイマイ畑の目標。自分が作った野菜や果物が並ぶ日は、来るのかなぁ…。とりあえず、市場の様子見と、新鮮な野菜や道内各地から届いた海産物の買い物。

好天。畑に、ミニトマト、アイヌネギ、パセリ、大葉、ヤーコンを定植。ミニトマトには肥料袋をかぶせ、他の野菜には、“パオパオ”という保温布をかぶせる。
2010年5月16日(日)
テイラーを購入! 美瑛の農家さんのもとを知人と知人のユニックに乗せてもらって訪問。格安で譲ってもらった。一方で、帰り道、離農する農家さんを思い、しんみりする。(ー_ー)友人Jもイマイ畑に野菜の苗を植える。畑がだいぶ賑やかになった。こりゃ、収穫期になったら収穫祭をせねば。
【コラム2】離農という現実
富良野に来て9年目。農作業ヘルパーや、農家さんへのお手伝いをする中で、離農する農家さんの姿も見ざるを得なかった。離農をひとつの転職だと考えれば、さほど重くとらえずにも済む。だけど、農家というのは基本的にひとつの家族が経営体であり、親から子へと受け継がれていくものだ。畑にはきっといくつもの歴史が刻まれてきたことだろう。それを別な人に譲り、農業から離れるというのは、やはりただの転職だと軽くは言えない気がする。

「農業は大変だよ、悪いこと言わないから、よく考えたほうがいいよ」。農家さんたちの声は、農業経営がいかに厳しいかを物語っている。それでも農業は、我々人間の原点とも言える仕事である。離農する農家軒数の増加を食い止め、日本の低い食料自給率を改善させるためにも、まずはどれだけ農家が離農していっているのかという現実を皆が知るべきだろうと思う。
2010年5月22日(土)
ミニトマトの脇芽摘み。種で撒いたインゲン、トウキビ、枝豆の芽が出た!(^o^)
2010年5月23日(日)
ちょっと早い気がするけれど、インゲン、枝豆を定植。畑が足りなくなりそうなので、畑を起こす。買ったばかりのテイラーは、なんとエンジンがかからない! 仕方なく、また鍬で畑を耕す。(T_T)
2010年5月24日(月)
~25日(火)
気温が下がり、強風。定植後間もないインゲンと枝豆が気にかかる。しかし、風の強い日が今年は特に多い。まったく…(T_T)
【コラム3】自然と農業
この家に越してきてからの最初の一大行事は地神祭(4月3日)だった。僕は今回初めて参加したのだ が、農村地帯では各地域ごとに「地神」と記された大きな石があり、その前で神主さんのお祓いと共に祈りを捧げるのである。

とんでもない春の嵐が吹き荒れたり、低温が続いたり、自然はいったい何を起こすかは分からない。だからこそ、祈るのだ。

春と秋に行われる地神祭。それは、農家をはじめ人間が、自然に比べたらいかに無力で小さな存在であるかを示し、教えてくれる。農業というものは、つまりいかに自然とうまくやって、手なずけながら行うかということに尽きる。だから、ベテランの農家さんは、自然の怖さと対処法を熟知するマスターなのだと言える。
2010年5月26日(水)
いろんな人のアドバイスを総括すると、やはりイマイ畑でメインにやりたいと思っている作物・アスパラをやるなら、ビニールハウスを建ててやる施設栽培よりも、露地栽培が適しているだろうということ。半農半画家生活では、ハウス管理は厳しいという意見が多い。
2010年5月27日(木)
アスパラの苗と根っこをもらい、すぐに定植。
2010年5月29日(土)
雑草の刈払い機、購入!
また、アスパラ、トーキビ、ミニトマト、カボチャなどを植える
2010年5月30日(日)
刈払い機、始動! 朝から草刈りをする。楽しい!(^o^)
2010年5月31日(月)
札幌にて、『いいね!農スタイル』のスタッフの方々と「やればできる(はず)日記」の構成などについて意見し合う。
始動の4・5月 総括
拡大当たり前のことではあるのですが、土地の面積があるからと言って、すぐに農業を始められるわけではありませんね。農業というのは非常に地道な作業の積み重ねです。それは、働いている農家さんたちの姿を見ていても分かります。まずはしっかりと、丁寧に、作物がよく育つ土を作らなくてはいけません。そして、種を蒔いて芽が出たら定植して、病害虫や温度変化に対してさまざまな方法で管理して。イマイ畑の場合は、畑を始める土地がまだまったく手付かず!しかも、物置が建っていたりするのです。

それでも、イマイ畑は走り出しました。まずは実習と試運転、あと食料確保のため(笑)に小さな家庭菜園からのスタート。でも、千里の道も一歩からです! まずは走り出すこと。そうすれば、あとは野となれ山となれ、どうにでもなるでしょう。

あらためて絵描き業と掛け持ちで畑をやるのは忙しくて大変です。でも、やりがいがあってとても楽しい! これからです。どれほどのことが出来るか分かりませんが、ゆっくりでも確実に前に進んでいきます。

次回更新では、きっとイマイ畑の家庭菜園でも収穫が始まっているでしょう。乞うご期待!☆
一覧へ