8~9月(後編)へ

10~11月1ヶ月の不在は何をもたらすか!?いよいよ積雪の冬突入!

2011年9月26日(月)
家と畑をそのままにすることに一抹の不安を抱えつつ、オーストリア絵描き旅に向けて、ついに富良野出発!
2011年10月28日(金)
約1ヶ月の不在を経て、富良野に無事帰還(10/27夜)。家主はネズミになっちまった…。夜中にバタバタうるさくて、寝苦しいのなんの。朝、今シーズン初の薪ストーブ点火!この日、やっとお日さまの光のもとで畑を確認。アスパラたちは冬枯れに向かってやや黄色くなってきたものの、ちゃんと生えている。ひと安心!でも、株分けしたルバーブたちは枯れちゃったように見えるなぁ(‐_‐)。
雑草が増え、庭の木々は紅葉。栗は友人が拾っていったようだ。(あとで友人に聞いたところ、今年は去年より味も収量も落ちたらしい。裏年かなという話。去年の秋にした堆肥やりと剪定の影響でなければいいんだけど。今年が裏年なら、来年はまたいい年になるかなぁ。)
富良野市山部の果樹園さんに赴き、ブルーベリーの苗を5本(1本おまけで6本!)譲っていただく。おまけにアイヌネギ苗をたくさんと、ハスカップの苗4本もいただいた。
【コラム28】果樹の裏年表年
知らなかったのだけど、作物には個体によって程度の差があるものの、隔年結実といって必ず裏年と表年があるという。とりわけ果樹(柿、ヤマモモ、みかんなど)が顕著らしい。表年にあまり実を付けすぎると裏年にはまったく取れなくなるため、四国のみかん農家などは摘果や剪定などの作業を経て収穫量をうまく調整し、裏年と表年の影響が極力出ないようにコントロールしながら毎年生産しているという。実を付けるということは作物にとっても非常に大きなエネルギーを使う作業なわけで、そこにエネルギーを使いすぎたら翌年は力を蓄えるために実を付けずに休むのである。これは作物自身に備わっている生命維持の本能といえる。管理者は、好き放題実を生らせてはいけないんですね。調子がいいからとあんまり飛ばしすぎるとあとでツケが回ってくる。何だか人間に対する教訓も含んでいるような。要するに、自制が大切だという教示なのだと解釈しよう。
2011年10月29日(土)
ブルーベリー定植!ホームセンターで買ってきたピートモスも十分やる。川っぺりの果樹ゾーンに6本の苗木が加わって計11本。来年が楽しみだなぁ(^―^)。
この日、お声がかかって久々の農家さんの手伝いに出勤。帰国してすぐだけど、こうして声をかけてもらえるのは本当にありがたいこと。マルチを敷きながら先を走るトラクターの後ろについて、うまく土がかかっていないところをスコップで直したりする。育苗ハウスにビニールを敷く作業も。明日は筋肉痛になりそうだ。
2011年10月30日(日)
殺鼠剤「ネズレスX」を家のあちこちに設置
2011年10月31日(月)
仕掛けたネズレスXが早速なくなっている!しめしめ。しかし、寝室のカーテンにネズミの歯痕が!その裏にはネズミの通り穴。むむむー…。許せぬ(怒)!!
【コラム29】1ヶ月家を離れる影響
半農半Xのライフスタイルをする以上、半Xの仕事の関係で止む無く家を(畑を)離れなくてはいけないこともあるだろう。これまで1、2週間程度の不在はあったけど、1ヶ月というのは初めてだ。しかし、その期間の長さもあって、出来るだけ丁寧に準備を行った。まず、自分と家、畑の負担がもっとも少ない時期を選ぶこと。自分にとっては春夏の農業期間は論外、冬は凍結と雪が心配。で、秋の農作業がある程度片付いた時期を選ぶのがベストだと判断した。結局1ヶ月後に帰ってみて、畑はほとんど問題なし。秋なので雑草もそんなにひどくはなっていなかった。ただ、ネズミが家の中を暴れ回って、駆除するために毒餌を仕掛けたり、しばらくネズミとの闘いが続いた。ともあれ、時期を選べば畑を持っていても1ヶ月くらいなら十分離れられることが分かったという点で、今回はいい演習になったと言える。こうした試行錯誤を繰り返しながら、半農半Xは成り立っていくような気がする。
2011年11月1日(火)
先日定植したブルーベリーの根元に麦わらを敷き、マルチング。いただいたハスカップ4苗、アイヌネギもすべて定植。畑を見回ってたら、サツマイモの存在を忘れていた(ごめんなさい!)のですぐに収穫!もっと太っていたら尚良かったが、まぁまずまずの出来。好物なのでうれしい!納屋に入れていたアスパラの苗たちも外に出してやる。1ヶ月水をやれなかったけど、彼らがちゃんと生きていてくれたのは本当にありがたかった。
2011年11月2日(水)
じゅうたんの端っこにネズミの齧り痕発見。食いちぎられている。まったくもう!農家さんの手伝い。ハウスの扉付け。これでいよいよ3月からお世話になったスイカ農家さんの手伝いも今シーズンの作業がすべて終了。今年もお世話になりました。
仕事後、アスパラの苗たちに水やり。
2011年11月3日(木)
裏庭の木に生っている梨を食べてみた。エグい。だいぶ放っておいたからなぁ。来年はちゃんと頃合を見計らって収穫してみよう。結構おいしいかも知れない。
2011年11月5日(土)
札幌にて農都共生研究会「秋のクロスポイント」に参加。ワークショップなどで集った方々と会談、議論を交わす。自分たちは「グリーンツーリズム」について意見を交わし、発表した。農に関わる各分野の方々との熱のこもった話し合い。とてもいい会合だった。
2011年11月6日(日)
果樹(ブルーベリー・ハスカップ)の冬囲い。懸案だったウコンとしょうがの収穫。なんと、植えた時の球根より小さくなってる!そんなことってあるの…。葉っぱは結構伸びてたけど、地下茎は育たなかったのかなぁ。ひとまずすべて収穫し、日当たりのいいところで乾燥させてみる。成否はまだ不明。
夏に育ててたコリアンダーと豆、種が落ちたのかそこここで雑草のように生えているのを確認。こりゃいいや。コリアンダー大好きだし。まさに草花の生命力を感じる。こうやってまた新たな生命が増えていくんだなぁ。
<11/7~11/11 留萌線の駅描き遠征 石狩沼田~増毛>
2011年11月12日(土)
ぶどうの木の剪定。今シーズンはひと房しか生らなかったけど、来年はもっとちゃんと面倒を見て、たくさん生らせたいと思う。
2011年11月13日(日)、14日(月)
家の周りの木を伐る。これで日当たりもよくなるはず。ひたすら、伐る。木によじ登って、伐る!
2011年11月15日(火)
朝から降る雪、ついに畑一面を白く覆う。引き続き木を伐るも、あんまりチェーンソーの切れが悪いので(手ノコの方が早い)、丸やすりで研ぐ。果たして研ぎ味は改善するだろうか。収穫したまま置いていたウコン・しょうがの土を落とし、家の薪ストーブの上で乾燥させる。
2011年11月19日(土)
天気がいいのでまた庭(畑)周りの木々を伐る(チェーンソーはあきらめた)。桜も伐ったけど、桜は伐ると病気に罹ってダメになると聞いたことがある。さて、どうかな。あと残るのは大きい木だけだ。
2011年11月20日(日)
松の大木によじ登り、伐る!さらなる日照改善になるはずだ。昨日今日と暖かかったけど、いよいよ明日から寒波到来だ。
2011年11月21日(月)
大雪で畑が雪の下に完全に隠れた。雪はねに1時間半!!(T_T)
2011年11月22日(火)
屋根の雪おろし。雪が乗ったままだと去年のようにすがもりするので。秋に屋根をしっかり塗り直したのにあまり滑らない様子。うーん…。
2011年11月24日(木)
松の大木によじ登り、枝払い。強風の一日、こんな日にやらなきゃいいんだけど。かなり高いところで風にあおられながら、伐る!高所恐怖症のおかげでかなりびびった(‐_‐)
2011年11月27日(日)
今シーズン2回目の薪ストーブの煙突そうじ。
2011年11月28日(月)
松の木の枝払い。高いところもほぼ伐り終え、これで残すは家のすぐ裏のオンコの木のみだ。
【コラム30】冬の仕事:枝払い、冬囲い、雪はね雪おろし、煙突そうじ
伸びた樹木の枝を伐り払うのは大体冬の仕事だ。樹木も葉が落ちて休止期に入っているし、枝が地面に落ちても雪の上だから畑や作物にあまり負担がかからずに済む。冬囲いは雪とともに過ごすこの地方では必須作業で、雪の重みで木が折れたりしないよう、きちんと添え木などに縛り付けておく。ついにそういう時期になったかとつくづく思うのは除雪作業。夜の大雪で積もってしまえば、いやでも朝に雪はねをしないと家から車を出すこともできない。昨年のすがもりの記憶もあるからまめに屋根の雪も落とさなきゃいけないし、薪ストーブだから最低でもひと月に一回は煙突掃除をしなくてはならない。こうしてみると、冬にしなくてはならないことって結構多い。雪はねなどは掃除みたいなものだから、きれいにはなるけどあまり建設的なことではなくて、雪はねをしていると、この労力が何かの役に立たないかといつも思う。こうした義務的な雑事が増える冬。数年中には雪はねの労力をうまく使える名アイデアが頭にひらめくことを期待しつつ、雑事に励む!
<11/28~12/4 札沼線の駅描き遠征 北海道医療大学駅~百合が原駅>
ついに一面真っ白の銀世界! 10月11月
拡大11月も20日を過ぎていよいよ本格的な雪が降り、冬に突入したことを実感した。1ヶ月の留守の間に紅葉もほとんど過ぎ去ってしまったんだけど、しかし季節の移り変わりの速さを想う。まずはしかし、1ヶ月家を離れても小さい影響で収まったことは大きな収穫だった。
あの忙しかった農繁期も懐かしむかのごとくのんびりとした気持ちになる冬。しかし、人間にとっても作物にとっても、冬は力を蓄える時間だ。寒さに強いブルーベリーは、その寒さが大切だという。ある程度低温にあい、寒さに当てることで春になって寝ぼけることなく芽を出すようになるからだ。冬の時間を有意義に使おう。農作業以外にやるべきことをやる時間があるとしたら、冬しかないのだ。
富良野の四季は非常にはっきりしていて、一年の寒暖の差は極めて激しい。これから零下20度を超す日も訪れるわけだけど、それがあるからこそ春が待ち遠しい。冬がやってくると毎年思うけれど、今年もめいっぱい寒さに当たり、それを乗り越えることで春の到来を寝ぼけることなく思い切り喜びたいと思う。
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