農style × BARCOM SAPPORO おいしさのつくり手

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第五回つくり手講座 生産者トーク

環境負荷の少ないブドウづくりが生み出す清々しい味わい
クリサワブラン~風土に適したワインづくり~

中澤一行さん(中澤ヴィンヤード 園主)

2007年の初リリース時から、涼やかな味と華やかな香りで道産ワインの注目株となった「クリサワブラン」。
「この土地に合わせてできるだけ無理のない栽培法を探っていきたい。」とその土地らしさを追求し、
2002年の開園以来、化学合成肥料と除草剤を使わず、刈った草を土に還す循環型農法を基本にしている
中澤ヴィンヤードの園主、中澤一行さんにお話をしていただきます。

日時:2011年3月19日(土)

ゲスト:中澤一行さん(中澤ヴィンヤード 園主)

第一部 中澤一行さんの生産者トーク
時間:14:30~16:00
参加費:1,500円(クリサワブラン1杯付き)※
定員:15名

第二部 ワインに合わせたコースを食べる
時間:16:00~18:00
参加費:3,500円(クリサワブランに合わせたコース料理、クリサワブラン1杯付き)※
定員:8名

※両方に参加した場合はあわせて4,500円です。

主催: バルコ札幌

共催: いいね!農style

【会場】
BARCOM Sapporo(バルコ札幌)
札幌市中央区北2条西2丁目-15 STV北2条ビル1F [地図]

【申し込み・お問い合わせ】
講座へお申込みは、バルコ札幌オフィシャルサイトにてお問い合わせください。

つくり手図鑑

清々しい白の味わいは環境負荷の少ないブドウづくりから
中澤ヴィンヤード 園主 中澤一行さん
岩見沢市

つくり手講座レポート

いつも通り第一部は今回のつくり手、中澤ヴィンヤード園主・中澤一行さんの生産者トークからスタート。

まずは東京生まれの中澤さんがなぜ今栗沢でワイン用のブドウをつくっているのかと言うお話から。

初めて北海道を訪れたのは大学時代。卒業後は電機メーカーに就職したのですが奥さんが通勤電車の中吊り広告で偶然見つけた北海道のワイン農場の記事が出ている求人誌を買ってきたことから話が急展開。面接・採用と話は進み、半年後に北海道へ移住するというドラマチックな展開に皆さん驚きの声を上げていました。その後三笠のブドウ畑で働いた後、自分で作ったブドウでワインを作ってみたいと考えるようになり2002年に畑を取得して就農し現在に至るまでをじっくり話していただきました。就農を考えている方などはこういう道筋もあるのだと、とても参考になる話だなと思いました。

ブドウが収穫できるようになったのは2005年。現在は2.7haのブドウ畑に白ワイン用のブドウが9割。収穫量は最大で8トン、6000本のワインができるそうです。スライドを使った説明では剪定の仕方や畑の環境、ブドウの品種についてなど中澤ヴァンヤードの様子を見ながら説明していただきました。

そしてお待ちかね、ワインの試飲です。第一部で試飲するのは「クリサワブラン2009」。
中澤さんによると2009年は寒い年だったため最後ギリギリまで引っ張ってブドウを収穫し、全11種、収穫したブドウを全部使って作ったそうです。赤ワイン用のブドウ・ピノロワールも入っているそうです。

試飲のあとは参加者との質疑応答を中心に。いくつか出た質問の中から印象に残ったものを紹介します。

Q.なぜ白ワイン用のブドウを中心に作っているのでしょうか?
A.単純に自分が白ワインが好きだからというのが一番の理由。そして北海道の気候を活かすためでもある。

Q.なぜワイン畑の草を刈らないのでしょうか?
A.いろいろ試行錯誤した結果、刈らないで済むなら余計な仕事をしなくても済むし、いろいろな生き物がいる環境で生態系の中にブドウがあるというのがよいから。

Q.中澤さんの今後の展望は?
A.北海道内にワイナリーを作りたい。ただしクリサワブランはココファームの熱心なスタッフの力が大きいのでそれはそのままにして、それとは別にラインナップを増やしていきたい。
今後はもっと栽培品種を増やすことも検討中。昔から残っている品種をもっと収量が上がるように工夫して安くワインを提供できるようにしたい。

中澤さんの人柄を表すようにとても丁寧にわかりやすい言葉で説明していただきました。
ブドウ作りにもこの丁寧さが生かされいいブドウができるのだろうなと思いました。

今回のつくり手、中澤一行さん。

第1部の試飲はクリサワブラン2009

2009のエチケット

そして第二部は「ワインに合わせたコースを食べる」です。

塚田シェフによるクリサワブランに合う料理を全6品いただきました。
第二部で出されたのはクリサワブランの2008。中澤さん曰く、2008年は暖かった年で酸が落ちてしまったのでまったりとした味になっているとのこと。
酸があってスッキリしている北国のワインっぽくはないが、これまでのクリサワブランの中では一番パワフルで今が飲みごろのビンテージと説明がありました。確かに第一部で試飲した2009よりも力強い味わいでした。

グリッシーニと生ハム さやあかね(無肥料無農薬ジャガイモ)のグジェール

紅ズワイガニのテリーヌ 蟹ミソをソースにして

ホタテとキノコのソーセージ サフランの泡

エゾシカのロースト スモークブイヨンのリゾット 山葵のクレマ

リコッタ あまめ

柑橘類のマチェドニア レモンチェッロのソルベ EXVオイルと岩塩

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